「幅広い知識と視点を持つ、マルチな設計者を目指して」

■PROFILE

小畑 良介

設計職 装置のメカ設計

工学部 機械工学科 卒業

2016年 新卒入社

■JOB

薄膜型太陽電池の製造工程である「パターニング」を行う加工装置の設計開発。配属2年目以降、先輩の指導の下、主担当として、2次元・3次元CADを用いての図面作成から、最終完成装置のチェックまで一貫して取り組む。設計と言っても業務の幅は広く、社内でのデータ取得のための実験や、部材の選定・手配、取扱説明書などのドキュメント作成なども。お客様の要望に合った完成度の高い装置を提供するため、日々勉強とスキルの習得に努めている。

 

INTERVIEW

■仕事の難しさ、面白さや、仕事をする上で大切にしていることを教えてください。

やはり自分で書いた図面から装置が出来上がり、それが動いている姿を見たときには他には代えがたい達成感があります。図面という単なるデータだったものが現実のものになるのですから、モノづくりにはロマンがあると思います。

また、設計をする際には必ず制約があるのですが、その制約の中でいかに課題をクリアするか、というのがこの仕事の面白さだと感じています。

反対に、モノづくりには「修正に時間がかかる」という難しさがあります。装置を組み立てる段階で部品が取り付かないということになれば、図面を修正して、新しい部品を手配して・・・と、1つでも不具合が出ると、現場に届くまでにさらに多くの時間がかかります。だからこそ、図面からは見えない課題や発見を見つけるために、現場に装置を見に行って、実物に触れることを大切にしています。

 

■MDIの良いところ、魅力はどんなところですか?

MDIには私の所属する装置を設計するチームの他に、組立・保守を行うチーム、装置で使用するツール(刃先)を開発・製造するチーム、また、最適なツールや加工条件を選定するプロセスチーム等があります。これらの部門に横断的な繋がりがあるので、幅広く業務に携われるチャンスがあることが良いところだと思っています。また、若手でもプロジェクトに参加し、チャレンジさせてくれる環境があります。

あとは、社内に食堂があり、360円で定食が食べられるところも助かっています。

■将来の夢はありますか?

装置は「機械」「電気」「制御」の3つ要素があります。人間で例えるならば、機械は身体そのもので、人間を形作るものです。制御は脳で、身体を動かすための司令塔です。そして電気は身体と脳を連動させるための神経であり、身体に必要な血を巡らせる血管でもあります。私は機械の部分を担当していますが、機械だけでなく、残りの2つの要素についても勉強し、更に使う側の視点で議論できる設計者になりたいと思っています。彼に聞けばなんでも解決策が出てくる、そんなスーパーマンになりたいです。

また、今はまだ全然具体的ではありませんが、いつか機能的な面だけでなく、デザインにこだわった装置を作ってみたいという野望があります。

■これから就職先を決める後輩へ、アドバイスをお願いします。

何かしらの指針を持つことで、ブレずに活動することができますし、就職した後も後悔しにくいと思います。私は高校・大学で機械工学を学んでいたので、モノづくりに携わる仕事であることを軸に、勤務地や転勤の有無、休日は固定制かシフト制か、といった少し具体的な要望をいくつか決めて、就職活動をしていました。仕事内容や職場の人間関係などの就職後の環境は、実際に働いてみないとわからない部分が多く、そういった内容はあえて具体的な目標は持たないようにしていました。

就職活動に限った話ではありませんが、明確な意思と、なぜそう考えているのかという理由を説明することができれば、人に思いを伝えることができます。この「理由」にその人の考え方や個性が表れますし、就職活動の際にしっかり伝えていくことが大切だと私は思っています。

 

 

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