■PROFILE
池上 昌邦
技術職 プロセス技術確立
テクノロジーマネジメント研究科 修了
2010年 新卒入社
■JOB
太陽電池製造のために必要な加工技術(プロセス技術)を確立すること。
プロセス技術開発の専門部隊と協力して、難易度の高い技術確立に挑んでいる。
日々進歩している太陽電池基板。その能力を最大限にして、少しでも発電効率を上げるためには膜面をパターニングする加工品質がもっとも重要と言われている。
その繊細で、難しい加工技術を極めるべく日々努力し続けている。
INTERVIEW
■太陽電池には学生時代から興味があったのですか?
大学院では技術経営を専攻していました。
技術を持っているだけでは社会に役立つわけではない、と考えて、技術と経営を結びつける方法を学ぼうと思ったのです。
その研究テーマの1つに「太陽電池をいかに世の中に普及させるか?」というものがありました。
幼い頃、自然に溢れた環境で育っていたので、この環境をずっと守り続けたい、という気持ちを持っていました。太陽電池は自然エネルギーで環境に優しいことから、いつの間にか、漠然とですが興味を持つようになっていました。
■入社を決めた理由はなんでしょう?
「太陽電池に関わる仕事」。これが就職先を探すキーワードでした。
就職活動の時期がリーマンショックの頃だったので、本当に厳しかったです。受けては落ちの繰り返しでした。
MDIではちょうど太陽電池に関する事業を立ち上げるところで、説明会でそのことを聞いたときには、びっくりしましたが、「ここしかない」と思いました。
■入社して成長したと思うところはありますか?
立ち上がったばかりの部署に配属されたこともあり、当初は分からないことだらけでした。もともと大学院で学んでいた分野だったので、辛いと思うことなく、楽しく取り組むことができました。
2年ほど異動でレーザー関連の部署に配属されたことがあり、その時期に学べたレーザー技術は、今とても役に立っています。
あと、精神的に強くなったと言うか、想定外の事態が起きても動じなくなりましたね。
以前は、トラブルが起きることばかり心配していましたが、今では「仕事にトラブルはつきもの」と腹をくくれています。そう思っていたほうが、冷静に、すばやく対処できると気づいたからなんです。今は「つきもの」だけど、未然に防ぐ事、これに注力しています。
■仕事をする上で大切にしていることはなんですか?
日々を楽しむこと。
物事を考えすぎないよう、気持ちを切り替えることを大切にしています。
日頃、精密な機械を取り扱っているので、気が休まらないことも多いです。気持ちが煮詰まってしまわないように、ネガティブにならないように、気分転換が大事だと思っています。
職場環境にも恵まれています。楽しくて明るいメンバーが多い職場なので、とてもありがたく思っています。
■今後の夢を教えてください
今の事業を盛り上げて、MDIの主力製品を開発したいと思っています。
太陽電池は2年前から中国国内の需要が伸びていますが、もっと伸びていくと考えています。太陽電池が普及していくことが、環境を守り、会社を成長させていくことだと思っています。