90年の軌跡
私たちの原点
1935年、加古勝己が「三星ダイヤモンド工具製作所」を設立し、ダイヤモンド製ガラスカッターの製造・販売を開始しました。
1957年に「三星ダイヤモンド工業株式会社」へ社名変更しました。
このガラスカッターこそが、当社の原点です。

液晶業界に革命を。
初のスクライブ装置が誕生し、
工具メーカーから装置メーカーへ
1976年、長野県飯田市に製造拠点を集約し、和光ダイヤモンド工業を設立。大阪を三星ダイヤモンド工業へと分社化し、液晶用ガラス分断装置の開発を開始しました。
その後、半自動マルチスクライバーを協力会社とともに開発・製造し、量産体制を構築。液晶装置事業の基盤を築き、装置メーカーとしての第一歩を踏み出しました。


韓国・台湾に装置納入
海外大手メーカーにてTFT液晶パネルの量産が始まる
弊社の分断装置が韓国の大手メーカーで採用され、1995年にはTFT液晶パネルの生産を支えました。1999年には台湾のエレクトロニクスメーカー数社に装置を納入し、日本から世界へTFT液晶基板分断装置を広めました。

画期的な分断ツール「Penett®」を開発
上下分断方式のライン機を発表し、
世界の液晶産業を支える企業に
長年にわたる技術の蓄積をもとに開発された、高浸透刃先「Penett®」の販売を開始。また、大型化が進むマザーガラスを反転させることなく分断できる、画期的な「上下分断方式」を採用した「第5世代液晶パネル用装置」を製作。この技術革新により、歩留まりが飛躍的に向上し、フラットパネルディスプレイが広く世に普及する大きなきっかけとなりました。

海外の生産・技術サービス拠点を拡充
MDI韓国にて新工場が竣工し、仁川・天安に技術サービスセンターを開設しました。2002年、液晶生産量が世界第2位となった台湾でも拠点を強化。2005年にはドイツのSCHOTT社と合弁会社を設立し、ヨーロッパから北米への販売拠点としました。


創業の地・摂津市に新本社を竣工
多様な素材に対応する革新的技術の構築と次世代への挑戦
2012年に現在の大阪府摂津市に摂津市に本社を移転し、大阪地区に点在していた5拠点を統合しました。翌2013年には、ソーラー発電事業の一環として『MDI-SBソーラー株式会社』を設立。さらに2016年には、次世代太陽電池(ペロブスカイト)のパターニング装置開発に着手。これに加え、さまざまなガラス素材や硬脆性材料、複層基板にも対応する技術を構築しました。


90年の歩みが描く、
未来への道
2018年に装置5000台出荷達成。2023年に半導体ウェハ割断やペロブスカイト太陽電池パネル加工などの新分野に参入し、2024年には新ブランド「OZREE」を立ち上げました。
これからも「技術の進化と人材の育成」に力を注ぎ、お客様と共に成長し続ける企業として未来を切り拓いてまいります。




今までとこれからを語る
座談会
一本のガラス切りから始まった私たちの歴史は、
90年の歩みを経て、半導体分野など
新たな領域への挑戦に進化しています。
モノづくりへの熱い想いは、
困難を乗り越え新たな未来を切り拓きます。
先人たちがガラス切りに込めた
技術と想いを受け継ぎ、
これからの未来について語ります。