高硬度部品の加工技術

「耐摩耗部品、こんな形に出来る?」
PCD(焼結ダイヤモンド)で可能にします。
PCDや超硬等の高硬度素材をはじめ様々な素材の超精密・超微細での加工を得意としております。
特にPCD素材は超長寿命(他の金属部品対比10~100倍)の効果が見込め、機械停止による生産ロス減少、廃棄物削減にも寄与となり「SDG’s」への取り組みにも貢献致します。
PCDパンチ
- 超硬パンチに比べ10倍以上の長寿命化(1億ショットの実績)
- チッピング防止処理
- 超硬の境界部分に段差・凹みのない加工技術
- 同軸度0.003mm以内、加工精度±0.002mm以下
※先端φ0.5mm以下の加工についてもご相談下さい。
PCDダイ
- 超硬ダイに比べ10倍以上の長寿命化
- チッピング防止処理
- ワイヤー径φ0.03mmでR0.02mmの形状も対応可
- 加工精度±0.002mm
PCD測定子
- 全てPCD化、細くてもたわみの無い測定が可能
- 先端球0.3~1.2mm(自社真円度測定機で使用中)
※先端形状についてはご相談ください。
PCDブレード
- 超硬に比べ10倍以上の長寿命化(自社センターレス研削盤で使用中)
- 厚さ1mm以下でも製作可
- 強度UPを目的とした連結技術
- 反りを極限まで抑える加工方法
PCDノズル
- ボディ部:スチール、ノズル部:PCD 連結技術(コストダウン取組み)
- 孔径φ0.25mm、深さ1.2mm(PCD)
- 位置精度0.003mm以内
PCD(焼結ダイヤモンドの特徴)
PCDとは、多結晶焼結ダイヤモンド(Polycrystalline Diamondの略)のことです。ダイヤモンドの微結晶を金属やセラミックスの粉と一緒に高温・高圧で焼結したものです。単結晶ダイヤモンドに比較して、さまざまな方向からの力に強く、割れたり剥がれたりしにくいという性質を持っています。ダイヤモンドの特性である熱伝導性や硬度に優れている特長も保持しています。当社で使用するPCD素材はダイヤモンド粒径1μmを基本としており、高いダイヤモンド含有率を持っているため、粒子相互の結合も強化された素材です。PCDのみで厚み5mmまで対応可能です。
PCDには、以下の特徴があります。
- 耐摩耗性が高い
- 摩擦係数が低い
- 熱伝導率が高い
- 比重が低い
- 熱膨張率が低い
SBC信越放送様の長野県のものづくりを応援する「YES!ものづくり」という番組で、弊社、三星ダイヤモンド工業株式会社の飯田工場がピックアップされました。
この工場は、脆性材料を分断・加工する時に使用する”スクライビングホイール”をはじめとした、製造装置用の消耗部材・工具などを生産しています。高精度の部品を生産するための様々な自社内開発の自動生産設備、クラス1,000のクリーンルーム設備等があります。
昔のガラス切りには天然ダイヤモンドが使われていました。このダイヤモンドを加工する技術が今も受け継がれ、スマートフォンやテレビの液晶ディスプレイ等を切断する分野で、世界的に高い評価を得ています。 記事内リンクより動画視聴もできますので、是非ご覧ください。
飯田工場:サイプラス スペシャル| 長野県のものづくりを応援する サイプラス [ sai+ ] (saiplus.jp)
天龍工場:サイプラス スペシャル| 長野県のものづくりを応援する サイプラス [ sai+ ] (saiplus.jp)
高硬度部品の加工に関して、下記WEBサイトでも情報を提供しています。
IPROS: https://www.ipros.jp/company/detail/404754/
EMIDAS: https://www.nc-net.or.jp/company/100308/
高硬度部品の加工技術に関するお問い合わせ
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