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日本トライボロジー学会 トライボロジー会議2026春東京

三星ダイヤモンド工業株式会社が九州工業大学の西川先生と進めてきた「スクライビングホイールを用いて形成した表面テクスチャが摩擦係数に及ぼす影響」に関する学術コンサルティングの成果について、2026年春の日本トライボロジー会議で、西川先生より発表されました。

発表情報

発表タイトル
スクライビングホイールで形成したディンプルテクスチャが混合潤滑摩擦係数に及ぼす影響

書籍名
トライボロジー会議2026 春 東京 予稿集

著者
西川 宏志助教(九州工業大学)
岩坪 佑磨、大河内 学(三星ダイヤモンド工業株式会社)

予稿は下記をクリックしてご覧ください。
スクライビングホイールで形成したディンプルテクスチャが混合潤滑摩擦係数に及ぼす影響

日本トライボロジー学会URL
https://www.tribology.jp/

研究の概要とポイント

研究の概要
本研究では、脆性材料の切断加工に用いられるスクライビングホイールを活用し、ローラー表面に微細なディンプル(打痕列)を形成し、そのテクスチャが潤滑状態および摩耗特性に及ぼす影響を検証しました。
従来、表面テクスチャはレーザー加工やエッチングなどにより形成されてきましたが、本研究ではスクライブ加工によってテクスチャを付与する手法に着目しています。

主な研究成果
・スクライビングホイールにより形成されたディンプルが、潤滑油の挙動に影響を与えることを確認
・ディンプルは摺動面において油膜供給の役割を担い、使用条件に応じてその挙動は変化する
・混合潤滑領域(膜厚が薄い領域)において、ディンプル構造により摩擦係数が約10~20%低減することを確認

特に混合潤滑領域が有効に働く条件では、平均油膜厚さの増加および摩擦低減効果が顕著となることが明らかになりました。

技術的意義
摩擦低減などのトライボロジー特性を付与する表面テクスチャの形成に、スクライビングホイールが有効であることが示されました。
更に、スクライビングホイールの形状を適切に設計することで、最適な表面テクスチャを形成し、摩擦低減性能を最大化できる可能性が期待されます。

今後の展開
本研究成果を通じて、スクライビングホイールの表面テクスチャ形成への活用の可能性と、形成した表面テクスチャの摩擦への影響に関する新たな知見が得られました。

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